チバニアンってどんな時代?新しい地層年代の基準地「千葉セクション」への行き方・アクセス

どうも!
なぜか地層を見ると「血がたぎる」ワクワク☆そわそわが止まらないあーしゃんママです。
そんな地層マニアならずとも大興奮間違いなしのニュースをご存じでしょうか。

新しく見つかった地層年代のネーミングが「千葉時代」を意味する「チバニアン」に内定したというものです!

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今回の経緯

2017年6月
日本とイタリアが新しく発見された地層年代の命名を巡って、基準地の申請

2017年11月13日
国際地質科学連合(こくさいちしつかがかくれんごう、英語:International Union of Geological Sciences、略称:IUGS)において、各国の専門家で構成する作業部会が審査したところ過半数の支持により日本の「チバニアン」が選ばれた

地場逆転を確認できる場所は世界でも3箇所しかなく、そのうち2つがイタリアのモンテルバーノ・イオニコとビィラ・デ・マルシェ

イタリアは2箇所申請ということ、「地質学大国」であること、地質学研究者も欧州に多いことから有利であると見られていました。イタリアの申請名はイオニア海由来の「イオニアン」でした。

イタリアの証明根拠は、放射性元素測定による間接的なもの
一方、日本は岩石に残されている時期により直接の証拠が提示できました。
これが最終的には今回の勝利の決め手になったようです。

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日本は当時の環境を物語る花粉のデータを申請直前に追加して弱点を補強。鍵を握る地磁気の逆転現象について、イタリアの間接的な手法でも証拠を提示して守りを固めた上で、この手法の欠点を審査の場で強調する作戦に出た。

 日本への批判を強めるイタリア側と緊迫した論戦の末、最後に「全ての条件を満たすのは日本だけだ」との委員長コメントを引き出すことに成功。 産経デジタルiza

ですが、このプレゼンテーションは途中経過をみる限り、かなりシビアな闘いが繰り広げられたことがうかがえます。本当に日本に決まってうれしいです!!

市原市田淵の養老川沿い崖面に見られます。

この場所では堆積物に含まれる磁石の性質を持つ鉱物が、地層上部では現在と同じ磁気の向きを示したのに対し、地層下部では逆になっていたことを地元研究者らが約40年間研究を進めた結果、磁場逆転を示す境になっていることが判明しました。 小湊鐵道

40年にも及ぶ研究が報われた瞬間ですね!
あ、ちなみにまだこの後審査が3つほどがあるそうですが、作業部会での決定がくつがえることはまずないとのことで事実上の決定と言って良いと思います。
2018年半ばには正式承認されそうです。

また正式承認をされるとゴールデンスパイクという記念の印が地層に打ち込まれるそうです。
楽しみですね。

(引用元:ウィキペディア

チバニアンってどんな時代?

・約77万~12万6千年前の年代の、「更新世」と呼ばれる時代の前期と中期の境

・地球46億年の歴史のなかで地球磁場のN極とS極の逆転することが稀にあるが、それを確認できる最後の時代

この時代は、氷河期と間氷期を繰り返しており、絶滅したマンモスやサーベルタイガーが生息し、原始人であるネアンデルタール人のいたそうです。
なんだかとってもワクワクしませんか♡

(引用元:Wiz Science TM

基準地「千葉セクション」への行き方・アクセス

基準地に内定した千葉県市原市では早速連日見物客受け入れについて心配をしているそうです。
交通渋滞、トイレの問題・・・今はまだなんとかなっているようですが、正式発表の後には世界中から人が押し寄せることになるでしょうからね。

この場所は最寄駅から2kmと歩ける距離なので、ぜひ公共交通機関を使って訪れて欲しいなと思います。また、貴重な歴史資料である地層を傷つけることのないようにゴミは持ち帰り、マナーの携行をお願いいたします!

場所は、渓谷沿いのぬかるみですので、長靴の持参をお忘れなく。

千葉セクションへの行き方

【東京駅から】所要時間2時間半程度
東京駅からJR総武本線快速→(JR内房線快速直通)五井駅
五井駅から小湊鐵道で月崎駅

【羽田空港から】所要時間3時間程度
羽田空港国内線ターミナル駅から京急空港線快特→(京急本線快特直通)品川駅
品川駅からJR横須賀線→(JR総武本線快特直通)千葉駅
千葉駅からJR内房線→五井駅
五井駅から小湊鐵道で月崎駅

【成田空港から】所要時間3時間半程度
空港第2ビルからJR成田線快速→(JR総武本線快速)千葉駅
千葉駅からJR内房線→五井駅
五井駅から小湊鐵道で月崎駅

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