またひき逃げが発生しました。
今度は兵庫県姫路市の国道です。逮捕されたのは姫路市在住の外装業、笹山健容疑者（３８）です。
事件の経緯
２０１７年１１月３日午前５時半頃
現場は兵庫県姫路市的形町的形の国道２５０号、片側一車線の信号のない交差点
歩道上で近くに住む大和昌子さん（８２）が倒れているのを通りかかった車の男性が発見。
大和さんは搬送先の病院で１時間後に亡くなった。
飾磨署によると
事件発生の２時間半後、午前８時
笹山容疑者が現場に戻り、近くで交通規制をしていた警察官に「私がやりました」と声をかけたという。
この時期の兵庫県姫路市の日の出時間は６時５３分ということから当時の現場は完全に夜中の暗さであったことがわかります。
ニュース映像を見ましたが、現場はゆるやかなカーブのになっており、運転者からは歩道を歩く大和さんの姿は確認できなかったものと思われます。
笹山健容疑者のFacebookを特定
笹山容疑者のものと思われるFacebookアカウントを見つけました！
プロフィール画像にはハッカー集団アノニマスの「仮面」が使われており、投稿は非公開。
居住地と出身地の「兵庫県姫路市」ということとお友達が２５名のみ。
ほぼ地元の同級生のようでした。
この同級生の一人が自身の運転免許証を公開しており、そこから生年を確認。
昭和５４年組ということでこのアカウントでほぼ間違いないでしょう。
でも確証のない以上、またお友達を守るためにもここにリンクを張ることはしないでおきます。
職業は「外装業」と報じられていましたが、勤務先「色々」と記載しているところを見ると職を転々としていて今の職場も短いだろうと推測できます。
家族の情報については、掴むことができませんでした。
ひき逃げ犯はなぜ逃げるのか？
本来人身事故を起こした運転手には救護義務・報告義務があります。（道路交通法72条）
何をおいてもまず「救護」です！
ケガをしていれば救急車を呼ぶ、病院までつき添う、警察にも連絡します。
それは免許講習でも習っているはずですが、なぜできないのでしょう？
パニック状態に陥る
パニックに陥ると冷静な判断、行動ができなくなります。
飲酒がある
ひき逃げの発生で一番多い時間帯が明け方です。
この時間帯は、深酒をして車で帰る、そういった輩が多いですね。
飲酒はそれだけで一発免停あるいは取り消しになりますから、自身の体からアルコールが抜けるのを待つためにその場を離れてしまうということが起こります。
厳罰や損害賠償を恐れて
救護義務違反、飲酒などの条件が重なれば懲役３０年にも及ぶ刑が課されます。（ただし執行猶予がつく可能性があります）
そして、賠償金の支払い・・・
そこまで頭が回るとしたらあまりに悪質ですが、他人の命より自分の保身・・・認めたくはありませんが、人間の本能とはかくもあさましい面があるのです。
これから年末、飲酒運転などの危険が増える時節柄、車に乗る人もアルコールを提供する店側も、道を歩く私たちも気を引き締めないといけません。
