ヤナイタカユキ ヤナイマサキさん親子のベリーズ日本食レストランのFacebookと現在の状況

ショッキングなニュースが飛び込んできました。
メキシコにほど近い旧イギリス領の国ベリーズで現地に住む日本人が暴漢に襲われ、19歳の息子さんが残念ながらお亡くなりになられ、お父さまも重傷だそうです。


事件の経緯

現地メディア『AMANDALA』新聞によると、事件が発生したのは
現地時間2019年2月7日18:30

タイルパレス近くのバトンウッド・ベイ 公園通りに住むヤナイ タカユキさん(53)とその息子ヤナイ マサキさん(19)が自宅庭で銃撃されマサキさんが亡くなった。

タカユキさんは重傷を負い、現在もカール・ホイスナー記念病院にて治療を受けている。

事件は、ヤナイさんの自宅の庭で起きた。
仕事から車で帰ってきた二人が自宅に戻ってきたところ。
タカユキさんが門を閉めるために車を降りて門に向かって歩いていた時に二人組が押し入ってきた。
その時食料品などを家に運び入れていたマサキさんは、事態に気がつき父親を助けようとかけ寄り銃撃を受けた。



近所の住民の通報で、事件後すぐに警察と救急車が到着。
すぐに二人をカール・ホイスナー記念病院に移送されたが、到着時すでにマサキさんの息はなく、タカユキさんは救命救急センターに運び込まれた。

別の住民によると、彼女が一人で家にいたところ庭で飼う犬が突然吠え出して、何事かと窓の外を見ると二人の男が隣家に入るところを見た。その後彼女は見つからないように身をかがめたため、音だけで誰かが「ノーノー」と言うのを聞き、その後銃声を聞いたと言う。

また別の住民は、家族全員で家にいたが、最初2発の銃声を聞いた時には「クラッカー」か何かだと思ったと言う。その後さらに4発の銃声が聞こえたため慌てて家の中で身を隠した。その後、もう安全だろうと思って外を見ると例の親子が地面に倒れているのを見つけ、彼らも警察と救急に連絡したと言う。

(AMANDALAの記者が)現場に行くと、まだ血 痕が残されていた。
この時はまだ親子が強盗に遭ったことはわかっていなかった。

警察発表によると、犯人は依然逃走中。

ヤナイ一家は、A&Rエンタープライズ近くのノーザンショップスビルで寿司レストランを経営しており、共にコーツ・ベリーズの向かい側に位置する。

事件に巻き込まれたヤナイさん親子

Taka Kitchen タカキッチン のFacebookページ

ヤナイさんのお店「Taka Kitchen」はベリーズで初めての日本食レストラン。
現地の人や観光客から愛される特別なお店です。

「Taka Kitchen」のFacebookはこちら
Taka Kitchen

お店のFacebookページにはお客様や関係者から多くのお悔やみのメッセージが書き込まれています。

また2/8の9:33(日本時間)に「休業のお知らせ」として下記のような投稿がなされていましたので、現地で事件が発覚したのがこの頃ではなかったかと思われます。

CLOSE Notice to public:
Taka Kitchen will be close until further notice from Friday February 9, 2019.
We apologies for any inconveniences caused.

休業のお知らせ:
タカキッチンは2019年2月9日金曜日よりしばらくの間お休みをいたします。
ご不便をおかけして申し訳ありません。

オーナー親子の状況

ヤナイさん一家は、15年前マサキさんが4歳の時に日本からベリーズへ移住。
今回の報道にはありませんが、奥様はジュンコさんという方で、お店に立たれることもあったようです。

現在入ってきている情報としては、残念ながらマサキさんが亡くなられたということ。
タカユキさんが重傷であるということだけです。
ご家族の意向とのことでこれ以上の詳細は今後も報じられないかもしれません・・・。

「重体」と「重傷」の違い知ってる? 合わせて読みたい

続報が入り次第また追記したいと思います。
マサキさんのご冥福をお祈り申し上げますと共にタカユキさんのご回復をお祈り申し上げます。

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ベリーズという国と治安

ベリーズはカリブ海に面した中米の小さな国。
カリブ海に突き出したユカタン半島に位置するのでビーチリゾートとしてアメリカ人に人気のリゾート地。

さらに周辺にはマヤ遺跡や熱帯雨林があり、自然とともに文化にも触れられる抜群の観光スポットなのです。

ベリーズ・シティには、クルーズ船が停泊する港があり、旅行者を狙った強盗、窃盗事件も多く発生しているようです。

以下、外務省による治安情報です。

1.犯罪発生状況
ベリーズの犯罪発生数は従来より多く,特に,殺人事件は年間150件程度発生しています。銃器や刃物を使用した強盗事件が頻発し,窃盗事件も増加傾向にあるため,治安当局はこれら犯罪の増加を重く受け止め,各種取り締まり活動を強化しています。
ベリーズにおける犯罪の多くはベリーズ・シティで夜間に発生しています。また,ベリーズ・シティにはクルーズ船も停泊し,多くの観光客が訪れますが,これら観光客を狙った窃盗(ひったくり,置き引き等)事件も頻発しています。
また,ベリーズ・シティの裏通りにはギャングが暗躍する地域が点在し,これら地域ではギャング間抗争から発展する殺人や銃撃戦などの凶悪犯罪が発生しており,治安が悪化しています。

2.日本人の被害例
(1)昼間にベリーズ・シティ市内を歩いていた旅行者が,後方から突然何者かに頭部を殴打され,気絶した間に所持品を盗まれた。

(2)男性旅行者2人が,バスで地方都市からベリーズ・シティのバスターミナルに到着後,その場で知り合ったベリーズ人女性から「安い宿を紹介する」等と誘われてついて行く途中の裏通りで,待ち伏せしていた複数の男に取り囲まれナイフで脅され,現金やクレジットカード等を強奪された。 外務省ホームページ

窃盗のレベルが割と暴力的なのが中南米の特徴でしょうか。
旅行者は、夜間の出歩きや昼間でも人けのない裏路地には入らない、親切を装って話しかけてくる人にはついていかない等、注意事項を守ればある程度危険を回避できるとは思います。

が、今回のように現地に根を下ろして経済活動をしている邦人を標的にされては・・・
本当に